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作品を専門店に裏打してもらう際の注意点

書いた作品を軸装や額装する際、職人さんにしてもらう裏打作業。

この作業は水を使用するため、作品によっては、墨がにじんだり、散ることが稀にあります。
では、どのような作品でそのようなことが起こるのでしょうか?

裏打は作品を裏にして、水を吹き、刷毛で紙を伸ばしますが、その際に墨がにじんだり、散ったりすることがあります。

筆圧をかけた墨だまり部分、ハネやカスレの部分がにじむことはあまり無いようです。
液体墨を利用した作品の場合、「作品用」「制作用」と書かれた墨液を使用すれば、問題ありませんが、保存状態や使用期限が切れた墨液を使った作品の裏打はあまりオススメしません。

子供さん用の安価な墨液は、専用の薬品を使って注意深く裏打しますが、紙との相性などの悪条件が重なるとにじみがでたり、散ることがあります。
このような墨液を使用した作品を専門店に依頼する場合は、お店に伝えておくとよいと思います。

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書道専門店 大阪教材社
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顔真卿と多宝塔碑について

多宝塔碑は、中国唐の四大家の一人・顔真卿によるもので、楷書の古典の中でも有名です。

フルネームは「大唐西京千福寺多宝仏塔感応碑」で、現在は西安碑林にあります。
碑面の状態がよく、拓も明瞭なので、楷書のお手本として昔からよく使われています。

長安の東の千福寺に多宝塔が建てられ、745年に完成します。
その千福寺の僧「楚金」が碑文をシンクンに頼み、書を顔真卿に依頼したのです。
顔真卿は当時44歳で、現存する真卿の作品の中では最も若いときのものです。

少し顔真卿のことにも触れてみたいと思います。

性格は剛直だったそうです。
馬鹿がつくほどの真面目な人物で、最期は敵軍にたった一人で交渉のために乗り込んで、寝返りしろというのを断って殺されてしまいます。
存命中は顔一族の長たる気概にあふれ、また、小学(文字学)の家系であることに誇りをもっていたそうです。
顔真卿の人となりを知ると、性格が作品に現れているような気がいたします。

多宝塔碑

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液体墨は筆をいためるか?

たまに当店のお客様から頂戴するご質問です。

「液体墨は筆をいためるか?」

現在の墨液は、昔と違い品質レベルが向上しています。

そのため、墨液だけが原因で筆をいためるということはないと思います。
結局は使用後の後始末が大事ということです。
固形墨、墨液にかかわらず、使用後は丁寧に洗わないと筆の寿命を縮めます。
穂内に墨が残ると、毛が折れやすくなり、軸の膨張や抜け毛の原因になります。

詳しくは、こちらをどうぞ

書道筆の洗い方

このブログでも筆の洗い方をご紹介しておりますので、お役に立ちましたら幸いです。

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水盂について

水盂ってご存知ですか?

水盂とは、硯に水を移す際に使う道具ですが、水滴・水注などと何が違うのか。
宇野雪村 「文房清玩」には以下のように書かれています。

1.水盂
口が広く、サジで水を汲み取る。
筆洗・水丞の総称として用いることもある。

2.筆洗
口が広く開いている。
使った筆を洗い流すことにも用いられる。

3.筆■
筆点とも書き、筆洗の小型とされるが、厳密な区別は難しい。

4.水丞
銅が膨らみ、口がややすぼまる。
サジで水を汲む。

5.水注
把手があり、注ぎ口が鳥形に突き出る。
①土瓶形 把手がつるになり器の前後に渡る。
蓋・つまみ・小孔がある。
②急須形 把手が注ぎ口の反対側の胴に付く。
蓋・つまみ・小孔がある。

6.水滴
器に2つの小孔があり、注ぎ口は小さく突起している。
蓋はない。

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楷書・行書・草書はどのように学べばよいか?

古典の臨書、まずは王義之の書を臨書することをはじめてみてはいかがでしょうか?

王義之に続いて、唐代の太宗、チョ遂良、顔真卿の臨書をします。
これらの書家も王義之の臨書から書を学んだ上で、それぞれが違った表現をしています。

それらの臨書を経験すると、王義之の書のとらえ方が違うことを実感することが出来ます。
その経験をした後に、再び王義之の臨書をすると、以前とはまた違う解釈をえることができ
ます。

その他、米ふつや明清時代の書家の臨書もチャレンジしてください。

おすすめの古典

■楷書
欧陽詢 九成宮醴泉銘
虞世南 孔子廟堂碑
ちょ遂良 雁塔聖教序
顔真卿 顔勤礼碑
張猛龍碑
龍門造像記
鄭道昭・鄭羲下碑
光明皇后 楽毅論

■行書
王義之 蘭亭序
王義之 集王聖教序
ちょ遂良 枯樹賦
太宗 温泉銘
顔真卿 争座位稿

■草書
王義之 十七帖
懐素 千字文
孫過庭 書譜

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落款印のお手入れはどうするのですか?

はじめて自分の印をつくったときはやはり嬉しいもので、出来るだけ長持ちさせたいと思うものです。

印を長い間使用していて起こり得ることは、印泥が文字を刻したくぼみに入り込んで固まってしまうことだと思います。

こうなると、線がつぶれて見た目によくないので、使用後は印面に付着した印泥を紙や布で拭き取ってください。
使用前にはやわらかい毛の歯ブラシで印面を軽くこすり、前回落とし切れていなかった印泥を落としましょう。
それでも落ちない場合は、爪楊枝のようなもので慎重に取り除けば、キレイにとることができます。

普段の保管方法としては、印套をかぶせたり、印箱に収納するなどして保護してください。

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変体がなの学び方

現在では、「かな」といえば、かたかな・ひらがなとされ、教育や新聞雑誌に用いられていますが、字数が少なく形体も極端に単純化しているので、これだけで書をかくと見た目に単調のきらいがあります。

そこでこの変体がなを適当に組み合わせることによって変化と美がうまれてきます。
変体がなは、別名万葉仮名とも言われています。漢字の草書体を簡易化してでてきたもので、ただその簡易化の程度が、ひらがなほど極端でないところが相違点です。

変体がなは、艶やかで美しい味わい深さがあるので、運筆は滑らかさが求められます。
曲線によって構成されていますが、曲線が多い字は軟弱になりやすいので、柔らかいなかにもしっかりしたところがあるように書くことが大切です。

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かなの学び方

習う順序に関しては、先生によって違いがありますが、漢字の楷書・行書・草書を一通り終えてから「かな」に入る場合が多いようです。
「漢字」は大きい字で楷書から基礎的な筆の使い方を学んだ後、小さい「かな」を学びます。
「かな」の字体は、「漢字」より小さいため筆画も小さく短いので、改善点も見つけにくい傾向があります。
筆の動きが大きく見やすい「漢字」から学ぶ方が理解しやすいと思います。

1.模倣

まずはお手本で文字の点画や形を模倣し、筆の使い方(用筆法)を学びます。

2.臨書

先生の古典臨書肉筆の手本を参考に、古典の原本と比較しながら練習します。
この時点で古典のよさを見て判断することが難しいですが、とにかく古典と肉筆を比較しつつ、目にすることが大事です。
その後、先生の肉筆手本に頼らずに、直接古典を使って練習します。

3.創作

臨書は書道の向上に欠かせないものではありますが、臨書を通じてその人自身の書が書ける時期に入ります。

かな手本の選び方

かなの手本・古典には、いろいろな書風があります。
漢字では楷書・行書・草書という順で学んでいきますが、かなにおいても同じような順序で学びすすめることがよいと思います。
以下に、学ぶ時期に応じたオススメのかな手本・古典をご紹介します。

かなの楷書的手本(細くて強い線で・連綿法は二字連綿・三字連綿を正確に書きます)

和漢朗詠集(伝藤原行成書)・五首一紙・高野切第三種・伊予切・元暦校本萬葉集など

かなの行書的手本(流れるような線で・二字連綿・三字連綿から数字連綿の自然な流れを学びます)

関戸古今集・升色紙・曼殊院本古今集など

かなの草書的手本(学んできたことをベースに自由に)

一条摂政集(伝西行書)・寸松庵色紙・継色紙・本阿弥切など

そのほかにも優れた古典はたくさんありますが、学ぶ上で上記の古典がおすすめです。

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簡単に硯の良し悪しを判断するには?

なぜ硯を使うと墨を磨ることが出来るか?

それは、硯の表面に鋒鋩(ほうぼう)とよばれる凹凸があり、その凹凸と墨の摩擦により墨を磨ることが出来るのです。
よって、鋒鋩のキメが細かく、硯面全体がよい硯の条件になります。

でも、肉眼で凹凸を確認することは出来ませんから、以下のことを参考にして良硯を見分けてください。

1.見た目で硯面がしっとりとした感じがするもの
2.息を吹きかけてみて、表面にできた曇りがしばらく残るもの
3.ツメで軽くこすって適度に跡が残るもの

以上、3点が良硯を見分けるポイントです。
但し、3番目は販売している硯に試すのはマナー違反ですので、購入後に試してください。

人の肌のように、吸いつくようなキメ細かさがあり、しっとりとした潤いのある硯を選んでください。

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書道に臨書って必要ですか?


書道を習いはじめて数年経ちます。
書道の先生からは、中国の古典を学ぶように言われていますが、正直あまり中国の古典に
興味がなく、練習が億劫です。

そもそも私は、自分の好きな言葉を毛筆で書きたいと思い、書道をはじめました。
早く創作的な書道をしたいと思っており、私の希望と先生のご指導の方向性の違いに悩んで
います。
よいアドバイスをいただければ幸いです。


書道の基本は臨書によって磨かれますから、やはり臨書は外せません。

但し、好きな言葉を好きな構成でのびのび書きたいという気持ち、大いにわかります。
でも、基本がしっかりしてこそ書道であり、作品と言えるのではないでしょうか?

そもそも臨書は単なる丸写しと思われる方もおられますが、実際はそうではありません。
もちろん基本の勉強にもなりますが、それ以上に、その時代や書家の書表現
を肌で感じられるというか、追体験しているというか、…説明が難しいですね。
私は蘭亭序の臨書とか好きですが、
興味がないというのは、なんだかもったいないような気がしますね。

とはいえ、感じ方や考え方は人それぞれですので、中には創作活動を重視される先生もいらっし
ゃると思いますから、探してみても悪くないとは思いますよ。

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