月別アーカイブ: 2014年9月

美文字筆ペンをレポートします

「書道経験は無いけれど、美文字を書きたい!」という人向けに書きやすい筆ペンを探してみました。

最近は文具店でも美文字の専用コーナーが出来るほど美文字筆ペンが人気のようです。
その種の筆ペンは、あて名書きや芳名帳、祝儀袋などに書くことを前提として、和紙やインクジェット紙に対応するように開発されています。
水性顔料(カーボン)インクでにじみにくく、ペン先は書き続けてもへたりにくい仕様。

まず、従来の筆ペンは、筆の穂先全体がしなるのでペン軸を立てて持ったほうがいいけれど、 ここでご紹介する筆ペンは、ペンで書くように使っても、筆のようなタッチで書けるのがすごい点です。

最も筆のタッチに近かったのは、呉竹の「美文字筆ぺん 中字
※画像は極細
見た目はまるで筆、書き心地はサインペンです。
美文字筆ペン

だるま軸の毛筆のような筆ペン。
筆ペンでは初のグリップ付きで、書いている時に滑りにくく持ちやすいです。
極細や毛筆など5タイプを展開しています。

ペン先は毛筆の穂先を思わせる形状だが、芯先に弾力があるため、細い線から太い線までサインペン感覚で書けます。
線幅は約0.6〜3mm。

「筆を使いこなしている! さすが!」と、周囲から感心されそう。
インクも墨っぽい黒色で毛筆風に仕上がります。

筆や筆ペンに苦手意識を持っている人こそ使ってみてほしい1本。
見た目のインパクトも抜群です。

2本目
最もペン先が硬いのがZIG『レーターペン ココイロ 極細ブラック』。
専用インクは別売「LPリフィル 極細ブラック
メーカーの呉竹さんによると、文字をより楽しく美しく書くために開発されたそうです。
レターペン ココイロ

書き心地がなめらかな極細のペン先、筆圧の強弱で、太・細のメリハリがつけやすい。
別売りのインクリフィル(150円)を付け替えて使用できるエコな1本です。

線幅は0.2〜1mm。 硬めで弾力のある芯先で、極細でもハネやハライがうまく仕上がります。
小さな字や細く繊細な文字を書きたい時に〝使える〟1本。 特に、ひらがなが上手に書ける印象です。

細く小さい字も書けるから、名刺やはがきの端などに一言添えたい時に活躍しそう。

以上、自分にあった1本を選ぶのは難しい、、、、、、けど大丈夫!

2本買ってもたったの518円とコストパフォーマンスが高いのはありがたいですね。



本当は誰の かな作品なのですか?

小野道風、紀貫之、藤原行成、、、、

かなの名手として有名な人たち。

しかし、実際のところ、本当に彼らが書いたという確証のあるものは何1つありません。
単にそうであると昔から言い伝えられてきたにすぎないのです。

漢字の作品には誰が書いたとはっきりしたものがあるのに、かなの作品では確証なく言い伝えられているものばかりです。

かなの本を見ますと、作品や人名の付近に「伝」と書かれたものがありますが、これは「そう言い伝えられてきた」ということを意味します。

ちなみに紀貫之の書は実際はもっと純朴なものであったのではないかと言われています。
かな

大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
〒599-8272 大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301
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書道古書の楽しみ方 番外編

書道に限ることではありませんが、古書の楽しみは本の内容意外にもあります。
それは、、、、、

「奥付」と「検印紙」です。

奥付とは、最後の方にある著者名・出版年・発行元・定価などが書かれた場所。
個性的な文字組みに出会えるのは古書を扱う楽しみの1つです。

そして、その奥付の近くに寄り添うのが検印紙。

検印紙とは、発行部数の確認のため、出版社がデザインした紙に著者の印を押したものです。
昭和30年代くらいまでに発行された本の奥付にはほとんど貼ってあります。

そんな検印紙を見付けることが出来ればちょっと得した感、嬉しいものです。
完全に古書オタクな視点ですけど^_^;

古書を手に取ることがあれば探してみてください。
検印紙

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古典の臨書をはじめるのにおすすめは?

楷書では、欧陽詢と虞世南の傑作が挙げられます。

欧陽詢の九成宮醴泉銘(きゅうせいきゅうれいせんのめい)、直線的で理知の美を感じます。
特にこの九成宮醴泉銘は楷書の古典を勉強するには必修です。

虞世南の孔子廟堂之碑(こうしびょうどうのひ)、丸みがあって情感的な美を感じることができます。
孔子廟堂之碑は、学ぶ過程において、ここから入ってここに終わると言われています。

行書は、王羲之の蘭亭叙(らんていのじょ)
書聖と呼ばれる王羲之が書いたもので、書の最高傑作とされています。

顔真卿 祭姪文稿(さいてつもんこう)も良いと思います。
蘭亭叙と並び称される傑作です。

草書では、王羲之の十七帖(じゅうしちじょう)
東晋の手紙(尺牘せきとく)二十九帖を集めたもので、草書の基本法帖です。

孫過庭の書譜(しょふ)は漢代以降の書家を評価したり、書法や学習法を解説した書論です。
書としても評価が高く、「十七帖」を学ぶ前に書譜をした方がよいと言われています。
王羲之の系統をよく承けた作品です。
九成宮醴泉銘九成宮醴泉銘



落款印の押し方

作品が書きあがったことに安心してしまって、落款を押し間違えたということはありませんか?

不注意が原因であることを除けば、印を押す過程に問題があるかもしれません。
改めて落款の押し方を確認してみましょう!

1.作品に合う印と押す場所を決めます。
2.作品の下に印台を敷き、押す部分を爪の腹でこすって、紙を平らにします。
3.印矩と印を置いて、曲がっていないか位置を確認します。
4.印と印合を持ちます。印で軽く叩くようにしてムラなく印泥をつけます。
※付けた印泥の量は印影にも影響しますので、注意が必要です。
印泥は気温によって柔らかさが変化しますので、事前に冷やしたり、温めたりすると使いやすくなります。
5.印矩をしっかり押さえ、印を垂直に力を加えて押します。
6.印矩をしっかり押さえ、静かに持ち上げます。
7.印影を確認し、ムラがある場合は、印矩を動かさないようにして印泥をつけ直した上で再度押します。

動画でもご紹介しておりますので、こちらをご覧ください。



楽毅論について

楽毅論は王義之が348年(42歳)に書いた細楷です。
王義之の楷書は、「楽毅論」「黄庭経」「東方朔書賛」「孝女曹娥碑」など、いずれも細楷書。
今の書とは性質が違っていて、当時の書は詩文や文書を書くためのものだったので、大字を書く必要がありませんでした。
結果、小字ばかりということになります。

王義之の楷書の中では「楽毅論」が最もすぐれていると言われています。
字形は整っており、点画は筆力が充実しています。
点画を巧妙に組み合わせているだけでなく、目に見えない線で連続してる感じ。

余談ですが、正倉院に光明皇后が「楽毅論」を臨書されたものが残っていますが、中国の法帖におさめられている「楽毅論」よりも光明皇后の臨書の方が王義之の運筆の気構え、趣きをよく伝えているといわれています。
楽毅論三種 (光明皇后御書 宋拓秘閣帖本 宋拓星鳳樓本)
楽毅論



篆刻印材のご案内

今回はお買い求めやすく良材の青田石を案内させていただきます。

青田青白章長寸2.5角×10cm長寸3顆セット【超お買得】
http://tenkokuya.ocnk.net/product/764

青田青白章長寸2.0角×8cm長寸3顆セット【超お買得】
http://tenkokuya.ocnk.net/product/765

お買得 青田青白章1.8cm短寸5本セット
http://tenkokuya.ocnk.net/product/763

・篆刻に重宝する端渓のお求めやすい良硯

端渓宋坑角型3.5インチ ¥1,296
http://tenkokuya.ocnk.net/product/675

・前回案内させていただきました巴林石

巴林彩凍石8分長寸
http://tenkokuya.ocnk.net/product/678

巴林彩凍石長寸7分 1箱(10入)
http://tenkokuya.ocnk.net/product/750

全てお値段手ごろです。

売り切れ次第、販売終了となってしまいますので、
よろしければご覧くださいませ。

朝晩はかなり涼しくなってきましたね。
くれぐれもご自愛ください。
篆刻印材 青田青白章



書道稽古に礼儀は必要ですか?

書道稽古中の礼儀は必要だと思われますか?

礼儀は書道の上達に直接関係ないと思う方もおられるかもしれませんが、深い関係があると感じます。

礼儀は心のあらわれであり、心の持ち方、心を無にすることにつながります。
心を無にすることで、集中力が高まります。
集中力が高まると、技術を習得するのも習得した技術を使うのも、歯車がかみ合うようにさまざまな閃きや発想も得られるからです。

学生の頃、体育会系のクラブに所属していましたが、1年時は技術に全く関係の無い玉拾いや掃除をさせられました。
当時は疑問を感じていた時期もありましたが、その期間が心の受け入れ態勢をつくり、よいタイムングで本格的な練習をはじめることが出来たのではないかと感じています。
教える側も教えられる側もお稽古(練習)前の心の在り方を重視していたように思います。
書道筆