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ユニークな滋賀書道の方針

今回は滋賀県書道協会のユニークな取り組みをご紹介します。

ユニークというのはその教育方針です。

まず、小学生のお子さんが用意する書道道具から一般的なものとは異なります。

筆は通常半紙2~6文字を書くのに適したサイズの大筆を用意しますが、滋賀県のお子さんは書初め用の大きめの筆を使います。
※滋賀県全ての学校が書初用の筆を使うかは不明ですが、当店でご注文いただく場合は書初用が多数です。

滋賀書道の特徴は3点。

・とにかく太く大きく書く
・「とめ」「 はね」 は自由
・バランスよりも勢い重視

独自路線でしょ?

結果的にこんな作品になります。

書道作品

これは滋賀県在住の甥っ子が書いた作品です。

「こんな作品が賞をとった」と親族みんなの笑いのネタになりましたが、個人的には子供らしい作品で大好きです。
お手本もなく、本人が書きたいように書いたそうです。

滋賀県書道協会のホームページでは、そのような教育方針の意図を次のように説明されています。
以下の赤字は、滋賀書道協会理念から抜粋しました。

キャリアを積んだ書道家が書いた手本をマネさせることが教育として妥当か?

子どもの世界を広げる「子どもの書を育てよう」、これを本協会のキャッチフレーズにしています。

毛筆による自由な表現を育てるとともに、正しく整った文字の学習も幼少時からしっかり進めなければなりません。
しかしこれは、毛筆ではなくて鉛筆などの硬筆で習得させるのが効果的です。
わざわざ整正な文字を書くのに最も難しい毛筆を使う必要は全くないといえましょう。
本協会は整正な文字の学習は硬筆で、自由な表現は毛筆でと主張しているわけです。
子どもの書の育成を目指す趣旨に沿い、大人もまねごとではない「自分の書の確立」を標榜しています。

これに関しては様々な意見があると思いますが、
書道を習う子供たちにとって、やらされている感なく自分の好きなように書かせてもらえる環境は、やる気スイッチがオンになる可能性はあると思います。

子供は外発的動機「やりなさい!」「直しなさい!」による行動は苦手ですが、内発的動機「やりたい!」による行動から大人が驚くような才能を発揮するからです。

高校生の最高峰の大会「書の甲子園」では、過去5年間、滋賀県の高校は関西地区大会において毎年優勝、準優勝のいずれかもしくは両方に輝いています。
2014年の優秀校は7校中5校、2013年優秀校は6校中4校が滋賀県の高校でしめられています。

小学校の書道教育方針との因果関係は不明ですが、滋賀県書道は着実に実績を残しているようです。

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