月別アーカイブ: 2015年5月

書家名「三輪田米山」の商標登録 その影響は?

愛媛県松山市出身の書家「三輪田米山」(1821~1908年)の名前が子孫の男性(41)により商標登録されていることが分かりました。
美術関係者らから普及・顕彰や地域振興への影響を懸念する声が出ています。(愛媛新聞)

男性は「無関係の企業などによる先願登録を防ぐためで、これまで同様、多くの人に名前を使って広めても らいたい」としています。
男性は2012年11月、文具類、書籍、書画、お守りなどを指定商品として書家「三輪田米山」の商標登録を出願。
「今後、第三者が登録、独占してしまうと、正当な顕彰活動ができなくなる恐れがある」と、米山との関係性などを示す資料提出を重ね、14年2月に登録に至りました。

特許庁によると、歴史上の人物名について商標を独占することで公序良俗を害する恐れがあるとの懸念から、09年10月に審査判断基準を追加。

著名性や地域での利用状況、出願目的、出願者との関係性などを考慮して判断しているとのこと。

近年では、企業が出願した幕末の思想家「吉田松陰」(07年登録)に出身地の山口県萩市から異議申し立てがあり、登録が取り消されたケースがあります。

男性は「展覧会や研究書籍の発行に問題があるとは考えておらず、
子孫として継続的な顕彰活動をしていきたい」とし、「次の世代にも広く米山の名を知ってもらえるよう名前を使ってもらえれば」と話しています。

立命館大の宮脇正晴教授(知的財産法)は「商標権の効力は指定、類似商品のみ。
書家「三輪田米山」という対象を示す使用は問題なく、展覧会や米山に関する書籍のタイトルに使うことは権利侵害にはならないだろう」と説明しています。
三輪田米山

~書道ライフを快適・豊かに~
大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301
URL http://www.osakakyouzai.com/
E-mail moriki@osakakyouzai.com
LINE http://accountpage.line.me/shodouya
LINE ID @shodouya



ドラッガーが愛した水墨画作品

ピーター・ドラッガーをご存じでしょうか?

ベストセラーになった岩崎夏海さんの小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」

が知るキッカケになったという方も多いと思いますが、「マネジメントの父」とも呼ばれ、世界の企業人に多大な影響を与えてきた経営学者です。

実はそのドラッガー、日本古美術のコレクターでもありました。
たまたま迷い込んだ日本政府主催の日本美術展覧会を見たことがキッカケで、特に室町時代の水墨画に深い関心を持っていたとか。
1959年に初来日、最初のコレクションは式部輝忠の扇面画と清原雪信の芙蓉図。

コレクションは室町水墨画と、近世の禅画や南画が主で、特に南画はコレクションの3分の1を占めています。
逆に国外のコレクターに人気が高い浮世絵は全くなかったようです。

「コレクションを作るために、最も大切なことは何か」と問われた彼はこう答えています。

「良い先生を見つけること」

ドラッカーは自身の先生として、日本有数の古美術商だった瀬津伊之助や藪本宗四郎や、美術史家の田中一松や松下隆章、島田修二郎、ジョン・ マックス・ローゼンフィールドらを挙げています。

そんなドラッガーの水墨画コレクションをテーマにした作品展が開催されています。

戦争の時代をくぐり抜けてきたユダヤ系オーストリア人経営学者。
そんな彼になりきった妄想力をもって鑑賞するのも楽しいかもしれません。

期間:2015年5月19日(火)~ 6月28日(日)
場所:千葉市美術館
時間:日~木曜日 10:00~18:00 金・土曜日 10:00~20:00
料金:一般1,200円 大学生700円 小・中学生、高校生無料
ドラッガーと水墨画

~書道ライフを快適・豊かに~
大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301
URL http://www.osakakyouzai.com/
E-mail moriki@osakakyouzai.com
LINE http://accountpage.line.me/shodouya
LINE ID @shodouya



クレタケ社員さんが一押しする筆ペン 完美王

奈良の墨メーカー「クレタケ」、一般的には墨よりも筆ペンで認知されているかもしれません。

そんな筆ペンのパイオニア「クレタケ」が今回新たな筆ペンを販売しています。

その筆ペンの名前は「完美王」
この筆の最大の特徴は、指で圧をかけなくてもインクが出てくる点です。

通常の筆ペンインクが出にくくなると、指でつまんでインクを出すことがありますが、この筆ペンは勝手に出てきますので、使用時のストレスがありません。
もちろん書きやすさも充分確保しています。

完美王
http://calligraphy.ocnk.net/product/226

当店のクレタケさんの営業担当さんがお越しいただいた際に、筆ペン完美王の解説をしてくれました。
あわせて筆ペン開封後早くインクを出すちょっとした裏技も教えてくれましたので、あわせて動画でご覧ください。


~書道ライフを快適・豊かに~
大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301
URL http://www.osakakyouzai.com/
E-mail moriki@osakakyouzai.com
LINE http://accountpage.line.me/shodouya
LINE ID @shodouya



書道作品に落款印は必要ですか?

雅号印を検討されているお客様から質問をうけました。

「書道作品に落款印は必要ですか?名前だけではダメですか?」

初心者の方なので、シンプルに疑問に思われたのでしょう。

印が無いからといって作品として成立しないとか価値が落ちるわけではありませんが、
無ければ作品としての格調は下がるような気がいたします。
白と黒で構成される書道作品に朱色の印の存在感が大きいということも言えます。

但し、昔から書作品に捺印されていたわけではありません。
中国では宋代以前の作品には落款印はありませんし、日本でも平安時代の古筆に印は見当たりません。
落款印
~書道ライフを快適・豊かに~
大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301
URL http://www.osakakyouzai.com/
E-mail moriki@osakakyouzai.com
LINE http://accountpage.line.me/shodouya
LINE ID @shodouya



再注目されている書家・井上有一

生誕100年を前に書家・井上有一が再注目されています。

井上有一は、小中学校の教師として勤めるかたわら、創作活動を行い、書の道を追求。
書をアート的に表現する書家として活躍しました。

前衛的で生命感あふれる作風は国際的にも高く評価されています。
紙をはみ出して書かれる豪快な一字書や宮沢賢治の作品を基にした多文字書からは、命を削る
ようにして制作に打ち込んだ作家の気迫が伝わってきます。

現在、東京で井上有一の展覧会が開催されています。
足を運んでみられてはいかがでしょうか?

遠くて近い井上有一 展

公益財団法人 菊池美術財団 / 菊池寛実記念 智美術館
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 4-1-35 西久保ビル
TEL:03-5733-5131

会期 2015年4月4日(土)~ 7月26日(日)
休館日 毎週月曜日(ただし5/4、7/20は開館)、5/7(木)、7/21(火)
開館時間 11:00~18:00  ※入館は17:30までになります
観覧料 一般1,000円、大学生800円、小・中・高生500円
※未就学児は無料
※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者1名は無料となります。
主催 公益財団法人 菊池美術財団、日本経済新聞社
協力 ウナック トウキョウ
井上有一

書道用品専門店 大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301
URL http://www.osakakyouzai.com/
E-mail moriki@osakakyouzai.com
LINE http://accountpage.line.me/shodouya
LINE ID @shodouya



Tシャツに書ける布書き用書道液

おそらく今のところ業界最強の布書き用書道液です。

「布書液 極」と言います。

数年前から布書き用の書道液はちょっとしたブームになっていました。
この商品は完全に後発の商品ではあるのですが、後発だからこそなのでしょうか、使い勝手がよいです。

通常、布書き書道液は布に液を定着させるためにアイロン掛けをしなければいけませんが、この書道液は
アイロン掛け不要
たとえば路上パフォーマンスでTシャツに書き、そのまま商品として販売していただくことが可能です。

実際に布に書いて洗濯をしてみたところ、ほとんど色落ちしていませんでした。
薄めて書いたらどうかも試してみましたが、希釈は5倍が限度のようです。
それ以上は定着しにくいので、洗濯には不向きです。

混ぜることが出来、濃淡・にじみ・ぼかしも表現可能です。 Tシャツに書ける
ちなみにこの書道液には、ナイロン筆を使用した方が書きやすいです。

暑くなるこの時期にはピッタリかもとご紹介してみました。
詳しくはこちらのページでご確認ください。
http://www.shujiya.com/product/1486
■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■

~書道ライフを快適・豊かに~

大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301
URL http://www.osakakyouzai.com/
E-mail moriki@osakakyouzai.com
LINE http://accountpage.line.me/shodouya
LINE ID @shodouya
■■■■■■■■■■■■■■■■■



かな書道が無形文化遺産に?

日本独自の伝統文化「かな書道」を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録しようとする活動が、神戸から始まりつつあるそうです。(5月9日神戸新聞より)

「仮名は漢字を簡略化したものだが、円くて温かみのある日本人の心が込められている。仮名がなければ源氏物語も古今和歌集も生まれなかった。仮名こそ日本人のアイデンティティーの基盤といえる」

書道家・井茂圭洞先生の呼び掛けで、推進母体となる組織が発足。
かな書の優美で繊細な魅力を国内外にアピールすることを目指します。

井茂先生は2012年末ごろから無形文化遺産への登録を構想。
2013年春の日本芸術院会員就任祝賀会で関係者に明かします。

昨年11月、青柳正規(あおやぎまさのり)文化庁長官にユネスコへの登録申請を求める要望書を提出。

今年1月に日本書芸院、全国書美術振興会、全日本書道連盟の代表者と会合を持ち、「日本書道ユネスコ登録推進協議会」を設立。

4月に会合を開き、会長に全国書美術振興会会長の荒船清彦さんが就任。

文化勲章受章者の高木聖鶴先生、文化功労者の日比野光鳳先生を顧問に迎え、井茂先生は副会長の一人として実務を担います。

井茂先生は兵庫県立兵庫高校在学中に故深山龍洞(みやまりゅうどう)氏に師事。
師から受け継いだ「一東(いっとう)書道会」(神戸市兵庫区)の会長を務め、日展内閣総理大臣賞、日本芸術院賞、神戸新聞平和賞などを受けています。

推進協議会は7月、初の記者会見を東京で開き、本格的に始動。

井茂先生は「登録には早くて5年かかるといわれるが、活動を通じて書道文化を次世代へ橋渡ししたい」と話されています。

無形文化遺産とは?

無形文化遺産保護条約に基づき、ユネスコが登録・保護する各国の芸能や祭礼、伝統工芸技術など。
現在の登録件数は世界全体で314件、日本では22件。
遺跡や自然環境などが対象の「世界遺産」、文書や絵画などの「記憶遺産」と並ぶユネスコ三大遺産事業の一つとなっています。
かな書道
■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■

~書道ライフを快適・豊かに~

大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301
URL http://www.osakakyouzai.com/
E-mail moriki@osakakyouzai.com
LINE http://accountpage.line.me/shodouya
LINE ID @shodouya
■■■■■■■■■■■■■■■■■



美文字になりたい人へ5つの書き方のコツ

手書きした字が美しいと、その人の印象までよくなるものです。
美文字になるために書き方のコツをまとめてみましたので、少しでも参考になれば幸いです。

1.鉛筆・ペンを正しく持つ

正しいペンの握り方は、人差し指と親指でペンをはさみ、後方から中指で軽く支える感じです。
感覚的な説明にしますと、手に何も握らず、力を抜いて机の上になげだしてみてください。
それがペンを握る理想のカタチです。

その際のポイントは2点。

・人差し指と親指の指先の位置をずらせること
・小指を巻き込むように内側に曲げること

正しい握り方をすれば、手に負担がかからず、楽に速く書くことが出来ます。

2.自分がよいと思う手本を探して観察する

ひたすら手本のマネをしてください。
書き始める前に、
1.書き順 2.中心 3.外形 4.点画の長さ・方向・間隔

をしっかり確認します。

残念ながら、現在はデジタル化で手書きのきれいな字を目にする機会が減っていますが、意識的に美文字を探してみてください。
身近な人の書いたものが無ければ、ネットで検索、図書館で字典を見るなど方法はあると思います。

3.漢字とひらがなの特徴を知る

漢字(楷書)の特徴は、点画の組み合わせで成り立っていますので、正しい点画を学ぶことで美文字になります。
ひらがなの特徴は、曲線的で女性的な美しさです。

画数の多い漢字はやや大きめに、画数の少ない漢字はやや小さめに書きます。
ひらがなは漢字よりも小さめに書きます。
変化に富んだ書き方をすることで、一本調子にならず見栄えします。

ちなみに縦書きは縦長に、横書きは横長にするとキレイに見えます。

4.「トメ・ハネ・ハライ」を丁寧に

「トメ・ハネ・ハライ」を意識的にしっかり丁寧に書くとキレイに見えます。

5.美文字のための道具選び

筆でもペンでも自分にとって使いやすい道具が必ずあるはずです。
価格に関係なくいろいろ試してお気に入りのものを数本常備しておくと便利です。

以上、5つの美文字の書き方のコツをご紹介しました。
文字は小さい頃からの癖や受験などを経験する過程で急いで書くクセがついてしまっているものですが、コツを見直すことで誰でも美文字になります。

ぜひ今のうちから練習して、美文字を手に入れてください。
美文字

■■■■■■■■■■■■■■■■
~書道ライフを快適・豊かに~

大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
TEL     072-277-1237
FAX     072-277-6301
URL     http://www.osakakyouzai.com/
E-mail  moriki@osakakyouzai.com
■■■■■■■■■■■■■■■■■



なぜ米山の書はよいのか?

なぜ米山の書はよいのか?

それは時代の流行に逆らって、ただひたすら自分のやり方を通したからかもしれません。
米山は王羲之から趙孟頫、細井広沢の書法を学びました。
かなは「高野切第二種」を愛好したようです。

法帖を庄屋から何か月も借り、必死で学びます。
そして60歳を迎える頃には、誰の書とも違う米山の書になったのです。
亡くなるまで向上心を持ち続け、よいものを求め続けた人。
よいものは求め続ける人にのみ与えられるものですね。

米山の書の特徴は、書風は豪気大胆、天衣無縫で破格の極めて個性的であり、
近代書の先駆けともされています。

米山の肉筆は入手しにくいのですが、拓本は肉筆に迫るものがあります。
楷書・行書・草書たくさん残っています。

彼の日記には「酒を飲まぬと、筆をとること難し」とあります。
酒呑みで、散々呑んだ後に書を書いていたようです。

酒に酔うことで理性や常識を捨てて書くためだったのかもしれません。

書道家 三輪田米山
号は米山、得正軒主人
日尾八幡神社(愛媛県)生
三輪田米山

■■■■■■■■■■■■■■■■■
~書道ライフを快適・豊かに~

大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
TEL     072-277-1237
FAX     072-277-6301
URL     http://www.osakakyouzai.com/
E-mail  moriki@osakakyouzai.com
■■■■■■■■■■■■■■■■■