書道と専門用語とサービス精神

その他
投稿日:2013年6月21日

最近、ネットニュースを見ていて共感した記事がありました。

サッカー解説者の松木安太郎氏解説の魅力について

松木氏は「普段サッカーを観ない人にもわかりやすく」をモットーとしているので極力専門用語を排し、分かりやすい別の言葉で解説します。
たとえば『ループシュート』は『ふわっとキーパーを越すようなシュート』
これなら老若男女、誰が聞いてもどんなシュートかわかります。

視聴者の気持ちを代弁するかのように、チャンスやピンチの場面になると、「おおー!」「あー!」などとテンション高く放送し、視聴者の盛り上がりを後押しします。

サッカー番組なのだからマニア向けに専門用語を多用してもいいのでは?という意見もあるでしょうが、日本代表のホーム試合はゴールデンタイムの放送であり、普段サッカーに触れることのない視聴者もいます。
松木氏なりのサービス精神で、1人でも多くサッカーファンを増やしたいという思いが込められているのではないでしょうか?

私が運営している書道専門店にはいろんなお客様がお見えになります。
数十年の書道家さんからこれから書道を始める方まで。

初心者の方にとっては、これから始めるワクワク感とともにどうしたらよいか分からない不安な気持ちが共存しているはず。
松木氏のようなサービス精神で分かりやすくお伝えし、お客様にとってよい書道の入口になれれば嬉しいです。