かな書道が無形文化遺産に?

書道記事
投稿日:2015年5月11日
かな書道

日本独自の伝統文化「かな書道」を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録しようとする活動が、神戸から始まりつつあるそうです。(5月9日神戸新聞より)

「仮名は漢字を簡略化したものだが、円くて温かみのある日本人の心が込められている。仮名がなければ源氏物語も古今和歌集も生まれなかった。仮名こそ日本人のアイデンティティーの基盤といえる」

書道家・井茂圭洞先生の呼び掛けで、推進母体となる組織が発足。
かな書の優美で繊細な魅力を国内外にアピールすることを目指します。

井茂先生は2012年末ごろから無形文化遺産への登録を構想。
2013年春の日本芸術院会員就任祝賀会で関係者に明かします。

昨年11月、青柳正規(あおやぎまさのり)文化庁長官にユネスコへの登録申請を求める要望書を提出。

今年1月に日本書芸院、全国書美術振興会、全日本書道連盟の代表者と会合を持ち、「日本書道ユネスコ登録推進協議会」を設立。

4月に会合を開き、会長に全国書美術振興会会長の荒船清彦さんが就任。

文化勲章受章者の高木聖鶴先生、文化功労者の日比野光鳳先生を顧問に迎え、井茂先生は副会長の一人として実務を担います。

井茂先生は兵庫県立兵庫高校在学中に故深山龍洞(みやまりゅうどう)氏に師事。
師から受け継いだ「一東(いっとう)書道会」(神戸市兵庫区)の会長を務め、日展内閣総理大臣賞、日本芸術院賞、神戸新聞平和賞などを受けています。

推進協議会は7月、初の記者会見を東京で開き、本格的に始動。

井茂先生は「登録には早くて5年かかるといわれるが、活動を通じて書道文化を次世代へ橋渡ししたい」と話されています。

無形文化遺産とは?

無形文化遺産保護条約に基づき、ユネスコが登録・保護する各国の芸能や祭礼、伝統工芸技術など。
現在の登録件数は世界全体で314件、日本では22件。
遺跡や自然環境などが対象の「世界遺産」、文書や絵画などの「記憶遺産」と並ぶユネスコ三大遺産事業の一つとなっています。
かな書道
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