書道手本のはじまり

書道
投稿日:2014年6月3日

こんにちは。
今回は書道手本の由来です。

昔から漢字の書道手本といえば「千字文
仮名の手本といえば「いろは」とされています。

中国の隋の頃、王羲之7代目の孫と言われる智永が、呉興の永欣寺で30年間に千字文を楷書と草書の手本として800本も書いたと言われているのですが、そのうちの1本ではないかという手本が日本にも現存しています。
「谷氏本真草千字文」がそれであり、拓本ではないので「真跡本真草千字文」とも言われています。

中国では書道の手本を「法帖」といい、多数複製ができる拓本の形をとっています。

奈良の唐招提寺門額の字は孝謙天皇の書になると言われていますが、王義之の集字聖教序の中にある字にそっくりです。
おそらく集字聖教序が手本になったものと思われます。

日本の書道手本については、「源氏物語」「栄華物語」や道長の「御堂関白記」などに記述されていますが、歌集が多くその対象になっており、「下絵万葉集切」「大字朗詠集切」「蓬莱切」なども書道手本として書かれたものです。
書道手本
■■■■■■■■■■■■■■■■■
~書道ライフを快適・豊かに~

書道用品専門店 大阪教材社
599‐8272 大阪府堺市中区深井中町1994‐3
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
URL     http://www.osakakyouzai.com/
E-mail  moriki@osakakyouzai.com
■■■■■■■■■■■■■■■■■