書跡鑑定のはじまり

書道
投稿日:2014年6月6日

唐の太宗(589-649)が王義之の書を集めた際、その書を所持しているものは長安の都まで持参するように全国に命じ、初唐三大家の1人である褚遂良(ちょすいりょう)がそれらの真贋の鑑定をしたといわれています。

日本でも書跡の鑑定は奈良時代の頃から行われていたと考えられています。
記録として残っているのは、
「古筆」小松茂美著によれば、1009年藤原行成が小野道風の仮名を間違いなしと鑑定したと書かれています。

鑑定そのものが現存しているのは、藤原行成5代目孫である定信が1140年10月22日、物売りの女性から小野道風の屏風土代と一緒に買った藤原行成筆「白氏詩巻」の巻末に、この書巻を見た瞬間「一定なり」と思ったことを、その他の事項とともに書いた紙を継ぎ足していて有名です。
※一定とは、確かだ、真筆に間違いなしという意味鑑定

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