書道用品専門店大阪教材社の書道コラム

書道用品専門店がお送りする書道の読みもの

文字の種類

文字の種類は5種類

普段の暮らしの中で文字の種類を意識することはございませんが、書体は大きく5種類に分類されています。 全く読むことが出来ないものから、なじみ深いものまで形もさまざま。 一歩、二歩、三歩と進むと瞬く間に深い森に踏み入れてしまうのが、深くて濃い書道の世界…もちろん、それこそが面白味でもございますが!このコラムではさらり全体を。 書道にもよく登場する後半3つの書体は、書き方のコツも含めて別の機会にじっくりご紹介いたします。

書道用品専門店の大阪教材社で取り扱っている様々な書道筆
書道用品専門店の大阪教材社で取り扱っている様々な書道筆_タブレット用
書道用品専門店の大阪教材社で取り扱っている様々な書道筆_スマートフォン用

「篆書(てんしょ)」

最も古い書体で、中国は秦の時代に生まれました。当時の方々にとっても書くのが難しく、崩して書きやすくしたのが次の「隷書」です。

「隷書(れいしょ)」

「篆書」から発展して生まれた書体。かなり読みやすくなりました!「波磔」という波打つような左右のはらいと、横長の書体が特徴です。

「草書(そうしょ)」

「隷書」から発展して生まれました。流れるような書体で、専門知識が無いと読めず、専門書も出ているほど。それも手伝ってか、書道の世界ではちょっとした憧れの書体です。

「行書(ぎょうしょ)」

さきほどの草書と、下記の楷書の両方の要素が入っています。マスターすればもっとも実用的で、見た目も柔らかく美しい書体です。

「楷書(かいしょ)」

私たちの暮らしに一番なじみが深く、小学校の授業でも習う書道第一歩目の書体です。年賀状の季節には、必ず一度は目にしますね。

筆者自身、当コラム監修の書道用品専門店「大阪教材社」店長に書体の話を聞いたところ瞬く間に深い森に連れて行かれた感がございました。 何と言っても、中国の秦の時代まで遡るのですから!

書道に於けるステップとしては、楷書、行書、次に草書といった感じです。 ゆっくりと、書を味わいながら一歩ずつ進みましょう。ちなみに、篆書となると楷書で得たテクニックは全くと言っていいほど役に立たないそうです。分かる…!!!