月別アーカイブ: 2013年8月

扇面で書道する際のちょっとしたルール

扇面は扇形の特殊な形になっているので、書くときにはちょっとしたルールがあります。

本文は各行を円心に向かって書くようにし、同時に折り目にしたがって書きます。
全体の調和を考えて、下部の字は上部よりも少し小さめに書くようにします。
字割りは各人の工夫でうまく納まれば、どのように書いても大丈夫です。
最後の行はその前の行より字数を少なくして納めるようにすれば、落款を書くのに都合がよくなります。
もしくは、本文をいくらか極端なぐらいに右に寄せて余白を十分にとり、広い紙面を利用して落款に創意工夫するのもよいと思います。

和歌や俳句を書く場合は、色紙と同じように自作のものか他作のものかを区別するために署名します。
詠題(歌の題名)があるときは、これを右に書きます。
作者の名前は詠題の下に書くのが一般的で、左には自作者か書いた人の署名をします。
扇面



短冊で書道するときのルール

短冊に書くときは上下の確認を行ってください。
短冊も色紙の見方と同じです。詳しくは色紙のページをご覧ください。
慶事には金・銀・砂子の地のものを、弔事には白無地が一般的です。

作品には、自作、他作に関係なく作品名を表に、書者名を裏に書いてください。
短冊の書式は三折半字がかりと言い、上から1/3のところに句の第一字の半分がかかるように書きます。上1/3に題字を書き、下2/3に和歌や俳句を書きます。下は2cm~2.5cmほど空けて、余裕をもった構成にします。
短歌は上の句、下の句の行頭をそろえ、2行に分けて書きますが、女性の場合は、下の句1字下げて書き出します。
紙面の調和を考えて、行頭には漢字が並ばないように工夫します。
以上、基本的なルールをご紹介いたしましたが、あまりこだわりすぎなくても問題ありません。



色紙で書道するためのルール

漢字を書く際の文字配置は以下の通りです。

色紙の文字配置

色紙への書き方には特に形式はありませんが、紙面との調和は大切です。

また色紙の色の濃い部分や生物の目や花のしんに字がかからないように注意が必要です。
左右・上下の文字と余白のバランスにもご注意ください。

かなが主になる作品では、散らし書きになりますが、作品例を参照して研究してください。

歌に関しての由来などを書く「詞書ことばがき」は上下そろえて散らさない方がよいと言われています。
自詠の場合は、題の真下を避けて、やや左下に雅号を書きます。姓は書かないようにします。
他詠の場合は、雅号か名前の下に「書」または「かく」と記しますが決まりではありません。

大阪教材社(大阪府堺市の書道用品専門店)
〒599-8272
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色紙で書道する前に知っておきたい9つのコト

色紙の上下、裏表の見分け方です。

1.模様のある方が表です。白地の場合、金銀の砂子が巻いている方が裏です。

2.無地や金縁のある無地の色紙に上下の区別はありません。

3.唐草模様のように連続した模様のものに上下の区別はありませんが、連続模様でも動植物など具体的な図柄の場合は、その性質によって上下が決まります。

4.模様が上下にあるときは、模様から色紙の端までの余白の多い方が上になります。

5.色に濃淡がある場合は、濃い方が上になります。色彩のあるときは青系統を空に見立てて上にし、茶系統を地に見立てて下にします。

6.砂子の散らしがあるときは、大きく散らしてある方が上です。散らしの程度が同じなら、色紙の端までの余白の部分が多い方が上です。金銀2色の場合は、金色を上にします。

7.仏事で使用の際は、通常であれば白無地ですが、色付きの色紙を使用する場合、紫系統を選んでください。

8.切り継ぎ、破り継ぎの色紙は、お好みで上下を決めてください。

9.波型模様のものは波頭がどのように巻いているかが上下を見分けるヒントになりますが、これもお好みで上下を選んでいただければ結構です。

※以下はFacebook投稿の埋め込みテストです。

 



一部書道用品値下げ予定&してます

出版元の三圭社さんより篆刻字林の値下げを検討している旨の連絡がありました。

当たりまえですが、値上げでお客さんに喜んでいただくことはないので、私としても今回の件はちょっと期待しております。
最近、物価の上昇&為替の関係で中国商品の値上げが激しく、販売する側としても悲しい思いをしていたので余計にそう思います。

中国商品値上げに関しては、ちょっと想定の範囲を超えているので、心配されている方もいらっしゃるかもしれません。
高騰している商品に関しては、正直今は購入を控えた方がよいと思います。
(あまり期待できませんが)値段が落ち着いてくる可能性もありますから。
手が出ないくらいに高騰している商品に関しては、代替商品を探すなど、がんばって動き回っておりますのでちょっとお待ちくださいね。
そんな中、一部商品ではありますが、当店でお値段を勉強させていただいているものもございます

ぜん魚黄の澄泥硯  や 吉林長春石3cm角 など、質も良質ですので、よろしければご覧ください。
詳しくは、以下のページをご覧ください。

硯専門店「硯屋」

篆刻用品専門店「篆刻屋」

ご覧いただいてありがとうございました。

※以下はFacebook投稿の埋め込みテストです。



筆ペンを上手に使う方法

このページで分かりやすく解説してくれています。
解説の通りに実践するだけでかなり違ってきますよ。

ALL ABOUT ビジネス・学習のページ
http://allabout.co.jp/gm/gc/295815/

意識的に筆ペンの角度を立てるだけでも改善されるはずです。

筆ペン選びも大事です。

個人的におすすめする筆ペンは、「あかしや」さんという筆メーカーさんの筆ペンです。
その中でも特におすすめは、定価¥300の「新毛筆」と定価¥2500の「天然竹筆ペン」。

ご覧の通り、いずれもコストパフォーマンスが非常に高いです。
「新毛筆」は先が非常に利くので書きやすく、自分ではじめて使ったときはちょっと自分の実力を過信してしまいました^_^
欠点は穂先とインクの消耗が早く、特に和紙系の便箋に書くと消耗が早いです。

天然竹筆ペンはこの価格で桐箱に入っています。驚きです。
残念ながら、この筆ペンはメーカー価格の値上げが決定したので、今のうちにご自分用かプレゼント用に購入されることをオススメします。

筆ペンはちょっと敷居が高いと思われている初心者の方には、呉竹の「筆ごこち」という筆がおすすめです。
筆風のサインペンですので、扱いにくいとは感じないと思います。定価は¥200です。

手書きに挑戦してみたいとお考えの方、是非お試しくださいね。
筆ペン



自分の能力の活かし方 Vol.3

書道活動、仕事や趣味などにおいて、実力を超えたパフォーマンスを発揮することが可能なフロー・ゾーン(超集中状態)について書いている第3回目。

フロー・ゾーンを経験するための条件をあげます。
(但し、難しいのは、以下の条件を満たせばこの状態になれるという保証がないということ。)

1.達成できる見通しのある課題に取り組んでいる。
2.自分のしていることに集中できる環境にある。
3.行われている作業に明瞭な目標がある。
4.直接的なフィードバックがある。
5.意識から日々の生活の気苦労や欲求不満を取り除く、深いけれども無理のない没入状態で活動している。

私自身、過去に一度だけゾーンを経験したことがあります。

それは15歳の頃、中学で軟式テニスをしていた最後の試合。
平凡な戦績しか残していない自分が驚くほど冷静に実力以上の力を発揮することに。

サーブもレシーブも次々に決まり、さらに不思議なのは、次に相手がどのコースに打ってくるか分かるんです。 ゾーンでは洞察力も瞬間的に向上するようです。
試合をしているコートだけスポットライトが当たっているような感覚で、全神経がコートと相手に集中している状態です。
優勝候補相手に終始負ける気がせず、終わってみれば3-0のストレート勝ち。
今まで経験したことの無い不思議な体験でした。
ただ、一流アスリートとの違いは、次の試合では一転、集中は切れてボロ負けという結果ですが。



偶然見つけた写経セットのブログ記事

いつもありがとうございます。

たまたま当店・大阪教材社のネット検索状況などをチャックしていたときに見つけたブログ。

http://misya4.blog135.fc2.com/blog-entry-1694.html

弊社アマゾン店で写経セットをお買い上げいただいて、ブログで当店をご紹介いただいていました。

普段メールなどで、お客様より「ありがとう」を頂戴することはあるのですが、、、、
喜んでいただいた上、ご自身のブログでレポートしてくださっていることに大変感動しました。
これからも感謝の気持ちをもって、日々研鑚します!

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書道家 黄谷山について

書家として蘇軾、米芾、蔡襄とともに宋の四大家に数えられます。
本名は黄庭堅。号の山谷道人(さんこくどうじん)、涪翁(ふうおう)などがあり、
黄山谷中国の宋の時代の詩人で蘇東坡に師事し、後に師と並び称せられて蘇黄と呼ばれます。

山谷の詩や書は日本にも影響するところが多く、
「東坡山谷、味噌醤油」といわれ、「杜子美、山谷、李太白にも酒を飲むなと詩の候か」と小歌にまで謡われました。
山谷の書は機鋒鋭く、自在な働きに富みます。

高村光太郎の文章から
「黄谷山の書ほど不思議な書は少ない。大体からいって、彼の書はまづいように見える。まづいかと思うとまづいともいえない。しかし普通にいう意味のうまさはまず無い」
「それでいて黄山谷の書は大きい。実に大きな感じで、これに比べると蘇東坡も米元章もなんだかよそゆきじみて来る。何より黄山谷の書は内にこもった中心からの気魄に満ちていて、しかもそれが変な見てくれになっていない」
「強いけれどもあくどくない。朴訥だが品位が高い。思うままだが、乱暴ではない。うまさを通り越した書で実に立派だ」
「朝、眼が覚めると向こうの壁にかけてあるその写真の書が自然に見えるのだが、毎朝見るたびに、はっとするほどその書が新しい。書面全体からくる生きているような精神の動きが私をうつ。この書が眼にはいると、たちまち頭がはっきりして、寝台からとび下りて、毎朝はじめて見るような思いでその写真の前に立たずにはいられない。そして、「蒙々篁竹下」とあらためてまた見る。吸い寄せられるような思いで「漢塁云々」まで来ると、もう顔を洗ったような気がする」

高村光太郎が黄山谷の書をいかに好んでいたかを感じられます。

【黄谷山関連古書】

書跡名品叢刊 32   宋・黄山谷・李白憶旧遊詩巻

書跡名品叢刊 45   宋・黄山谷・松風閣詩巻他五種

黄山谷王鐸帖



自分の能力を最大限活かす方法 Vol.2

前回の投稿では、「フロー」と「ゾーン」という超集中状態になると、どのような効用があるかご紹介しました。
よろしければ前回のブログもチェックしてくださいね。

今回はこの状態の実例をご紹介します。

数年前に陸上選手の朝原宣治さんの講演会に参加し、質疑応答で「ゾーン」について質問しました。
質問内容は、3点。

・「北京五輪」のリレーの決勝で、銅メダルを獲得された試合は、「ゾーン」状態だったのか
・もしそうであれば、一流アスリートは自らの意思でゾーン状態になれるのか
・一般の人がビジネスや趣味の現場でゾーン状態もしくはフロー状態になることは可能か

お答えは、
北京五輪の決勝はゾーン状態だったけれど、意識的にゾーン状態にはなれない。
但し、一流アスリートは高い確率でゾーン状態になることができる。
一般の人がなれるかどうかは分からない。
というお答えでした。

意図的にゾーン・フロー状態になるヒントを求めていたので、少し残念な気持ちになりましたが、その後もいろいろ自分なりに調べました。
そもそもなぜ私がフローやゾーンに興味があるかと申しますと、私自信もたった1度だけ「ゾーン」を経験したことがあり、その時の記憶が強烈に残っているからなんです。

その経験に関しては、また次回書かせていただきます。
読んでいただき、ありがとうございます^_^

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