書道筆を深く理解できる資料

書道
投稿日:2013年7月1日

書道筆に関する貴重な資料として京都の書家 故・木村陽山氏の「筆」が有名です。
筆の歴史的な変遷や筆匠について詳しく書かれており、特に近代中国の筆匠については中国でも知る人が少ない極めて貴重な資料です。

今回ご紹介する書道筆の資料もかなり面白いです。

三清書屋筆譜

この本は、広島・熊野町にある筆の里工房で開催された「筆の博覧会-三清書屋コレクションを中心に-」の展覧会図録です。

収蔵者である兵庫県在住の書家・公森仁氏が20年以上収集された328本の筆をオールカラーで紹介、解説編として公森氏のインタビュー、筆の里工房特別研究員・村田隆志氏の論考と名品解説付きです。

中国筆をここまで専門的に取り扱ったものはおそらく過去にほとんどなく、書道家・愛好家はもちろん、研究者、筆墨業者、コレクターの方にとって、非常に興味深い資料になると思います。
参考になりましたら幸いです。

ちなみに木村陽山氏のコレクションの一部は以下のサイトでご覧いただけます。

筆の里工房

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