カテゴリー別アーカイブ: 水墨画

墨絵と水墨画の違いは?

墨絵とは、墨を使った絵画全般をいいます。
水墨画は、墨絵の一種ですが、墨の濃淡やぼかしを使って描く絵のことをいいます。

このような技法は、中国の唐代中期頃、8世紀頃に確立されました。

それは唐代末の画家である荊浩(けいこう)が著した「筆法記」に「水暈墨章のごときは我が唐代に起こる」という一文があることから確認されています。
この「水暈墨章」という語句が水墨画の語源とされています。

「水で墨を暈(ぼ)かして章(あらわ)す」

という意味で、水墨画の神髄をあらわしています。

「水墨」という言葉がその当時から意識されていたことがうかがえます。
水墨画
大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
URL http://www.osakakyouzai.com/
E-mail moriki@osakakyouzai.com
LINE http://accountpage.line.me/shodouya
LINE ID @shodouya

youtubeで書道関連の動画投稿してます
↓↓↓
https://www.youtube.com/user/shakyoya



琳派という言葉を耳にしたことがあるでしょうか

「琳派」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。

安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した画家の俵屋宗達、本阿弥光悦らに始まり、尾形光琳・乾山兄弟によって発展した絵画工芸の流派で、大正時代に尾形光琳の「琳」をとって名付けられた名称です。

まばゆい装飾を施したふすま絵や屏風などが特徴で、俵屋宗達の「風神雷神図」が特に有名です。

琳派の画家達は血縁や師弟関係といった直接的な関係では結ばれていません。
後代の画家がひそかに師と考えて尊敬し、模範として学びながら新しい創作活動を切り開いていった流れで、流派というよりは美術ムーブメントと言った方が適当かもしれません。

今年は琳派400年記念祭として、琳派をテーマにしたイベントが多数開催されていますので、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
風神雷神図

大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX 072-277-6301
URL http://www.osakakyouzai.com/
E-mail moriki@osakakyouzai.com
LINE http://accountpage.line.me/shodouya
LINE ID @shodouya



宮本武蔵の花鳥画

無双の剣豪として知られる宮本武蔵は、画人としても一流でした。
剣の技術を極めるために、武芸だけでなく諸芸を学ぶ必要性を説いた武蔵は、禅の素養もあってか素晴らしい水墨画を数多く残しています。
武人武蔵にしか描けなかったであろう独特の魅力にあふれています。

宮本武蔵の作品には、鳥と草木との構図が多くみられます。
描かれた鳥の種類は、鵜・雁・カワセミ・カラス・鴨・鳩・モズ・雀・ひよどり・鶏・燕・鷲e.t.c
草木の種類は、梅・枯れ木・蓮・柳・葡萄・梅など

武蔵の花鳥図は伝統を踏まえて描かれていますが、自然に対する武人ならではの観察眼を感じます。
その点にこそ、武蔵作品の最大の魅力があるのではないかと思うのです。

武蔵が描いた画の中でも個人的に最も好きなのは枯木鳴鵙図です。
宮本武蔵 枯木鳴鵙図

偶然にも近所の美術館(和泉市久保惣記念美術館)に所蔵されていたので、複数回観ていますが、何度観ても飽きることがありません。

細い幹とわずかな枝を残した枯木にとまるモズ。
動きの無い静寂のようですが、散りのこった葉は揺れているようにも見えます。
その枯木には這い上がろうとする一匹の虫。
モズの鋭い眼とくちばし、とがった爪は獲物を狙う気迫に満ち、作品全体に緊迫感があります。

この作品を見つめていると、モズが武蔵自身にも見えてきて、空想の世界に引きずりこまれ、目を離すことが出来なくなります。



水墨画で膠(にかわ)を使う効果

水墨画を描く際、画仙紙のようににじむ紙に描くと筆痕が残ります。
その筆痕を上手くいかす「筋目描き」という手法もありますが、空やバックなどの面を塗るときには筆痕が邪魔になることもあります。

そこで墨に膠液を混ぜて描けば、筆痕が消えます。

また乾かないうちに水滴を加えると、水が墨を弾いて面白い効果をえられます。
一方、デリケートなので水加減をコントロールしないと形は崩れてしまい、膠と水墨の比率や水を加えるタイミングによって効果が大きく異なってきます。

加えるタイミングが早すぎると効きませんし、遅すぎると不自然になってしまいます。
色々と試すことがポイントで、それが水墨画の楽しみの1つだと思います。
EPSON020

大阪教材社(大阪府堺市の書道用品専門店)
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX  072-277-6301
moriki@osakakyouzai.com



面相筆について

本来、画用につくられた筆です。
名前の由来は、人や動物の面相がきによく使われることから。

小さな字や細い線を引くのに都合がよいことから、書道にもよく使われています。

穂先が非常に細く、鋭く長いので、人や動物の毛など、細かい描写に重宝します。
先のまとまりがよく、曲線を表現するのに都合がよいです。

見た目の特徴として、穂の付け根が二段になっています。
子軸だけでは細すぎて書きにくいので、適当な太さの親軸が保護しているカタチです。

用途は上記の画のほか、葉書・絵手紙・かな文字・写経などなど。

毛は先のよくきく剛毛やイタチ毛が多く使われています。

面相筆面相筆

大阪教材社(大阪府堺市の書道用品専門店)
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX  072-277-6301
moriki@osakakyouzai.com



書画で登場する「四君子」とは

当店で扱っている印箋に「四君子印箋」という商品があります。

四君子とは、蘭・竹・菊・梅のことです。
古来中国では、四季を代表するものとして君子になぞらえ、その美しさを讃えてきました。
春は蘭、夏は竹、秋は菊、冬は梅。

水墨画の世界では、四君子の描法の中に調墨や曲線、直線の運筆などの練習にちょうどよい技法が含まれているので、水墨画の基本を学ぶ際によく取り上げられる題材です。

印箋

大阪教材社(大阪府堺市の書道用品専門店)
〒599-8272
大阪府堺市中区深井中町1994-3
TEL 072-277-1237
FAX  072-277-6301
moriki@osakakyouzai.com