書家 比田井南谷

書道
投稿日:2013年10月19日

書家・比田井南谷は現代書の父とも言われる比田井天来の子息として生まれる。
幼少の頃からヴァイオリンを習うなど西欧文化に触れて育ちます。

昭和20年、信州に疎開していた比田井南谷は、来るべき時代の書のあり方を模索していました。
そんなとき、「迷ったら古に還れ」という父天来の言葉が天啓のように浮かび、古い文字を集めた「古籀彙編こちゅういへん」という辞書を引いているうちに、電の古文字からみるみるイメージが広がって、この作品がうまれるのです。
比田井南谷
しかし、まだ書にするには自信がなかったようで、絵の展覧会に発表したのですが、新しい考えをもつ書人に衝撃を与えました。
前衛書のはじまりと言うべき作品です。

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