池大雅とは
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池大雅とは
池 大雅(いけの たいが 1723-1776年 享保8年-安永5年)
日本の江戸時代の文人画家であり、書家です。
幼名:又次郎(またじろう)など
名:無名(ありな)
字:貸成(かしなり)
通称:秋平(しゅうへい)
大雅は号で、別号は霞樵(かしょう)
享保8年(1723年)、京都銀座役人の下役(池野嘉左衛門)の子として生まれます。
父を早くに亡くし経済的に苦しい中、6歳で素読を習い、7歳から清光院一井について養拙流の書法を習います。
池大雅の代表作
前後赤壁図 六曲一双 1749年
陸奥奇勝図 巻子 1749年
五百羅漢図他 掛軸 1756年頃
柳下童子図 八曲一隻 1760年頃
倣王摩詰漁楽図 掛幅 1762年頃
蘭亭曲水・龍山勝会図 六曲一双 1763年
山水人物図・老松図 襖絵 40代の作
楼閣山水図 六曲一双 40代前半
白雲紅樹図 掛幅 40代半ばの作。
十二月離合山水図 六曲一双 1769年
十便十宜図のうち十便図 画帖 1771年
洞庭赤壁図巻 巻子1巻 1771年
西湖春景・銭塘観潮図 六曲一双 40代の作
瀟湘勝概図 六曲一隻 40代の作
瀟湘八景図 扇面 最晩年の作
池大雅 書の特徴
楷書・行書・草書を巧みに書くことができ、篆書・隷書にもすぐれていました。
かな・篆刻においても非凡な才能を示しています。
池大雅の書は、独特の書で、規模博大で点画は筆力が充実しています。
世俗を超越していた池大雅を表すようなすがすがしく気高い書風です。
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3