エコロジーな筆の洗い方

書道
投稿日:2013年7月12日

まず硯の中に残った墨を筆で吸い取り、書き損じた和紙か新聞紙で吸い取ります。
この時、筆で字を書いて紙に吸い取らせます。

次に、その筆が吸い取れる水の量(2~3cc)を硯に入れ、硯全体を筆で柔らかく洗い、紙で吸い取ります。
この作業を6回繰り返しますと、濃さは1/64となり硯にも筆にも炭素や膠・合成樹脂の残りはわずかになります。

その後、コップ半分程度の水で先に筆を振り洗いし、残り水で硯を洗えば完了、所要時間は10分程。
後はよく水切りし、乾燥させます。

牛乳ビン半分程度の水で完了し、廃液も少なく、腰砕けもありません。
それ以上に10倍も20倍も筆の寿命が延びます。
加えて、この作業の間に逆毛も抜け、筆が練れて手になじみます。

参考:墨メーカーさんの墨運堂さんからいただいた資料より

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