宣示表とは
宣示表の作者は?
宣示表の作者は鍾繇(しょうよう)です。
鍾繇は、151年 – 230年 中国後漢末期から三国時代の魏の書家であり、政治家・武将です。
宣示表は、鍾繇の中でも代表的な作品で、鍾繇が71歳のときのものですが、現存するのは王羲之の臨書だとも言われています。
宣示表について
楷書、拓本。縦23.9×横11.9cm。18行、全文で298字。
宣示表は、呉の孫権が魏の文帝にたいして和睦を申しでたことに関する鍾繇から皇帝への意見書です。
宣示表の特徴
宣示表は、書の深さ、筆法の純朴さにおいて法帖の最古の優品に数えられます。
行書的な用筆が見られます。字形は扁平で、空間を大きくとってあり、隷書の意を帯びています。
気高くて古風な趣きがあります。
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3
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