朱墨のルーツ

書道
投稿日:2013年9月27日

列国期の肉筆資料、侯馬盟書(東周時代の祭祀関係遺跡で発見された盟書)は朱で書かれています。

まさしく「血」の赤色がルーツになっていると考えてよいでしょう。
なにしろ文字には呪術的な色合いがかなり強いのです。
生け贄の血で書かれても不思議なことではありません。
血液もまた、動物のいるところならどこにでもあるごく自然な色だったのでしょう。

この流れは現在、朱墨や印泥(書道などで印を押すときにつける印肉や朱肉のこと)というかたちで墨の黒とともに脈々とつながっているのです。
侯馬盟書

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