会津八一(會津八一)の書について

書道
投稿日:2013年11月20日
会津八一の書

会津八一(あいづやいち)は、書家であり、歌人・美術史家です。
雅号は秋艸道人/渾斎。
新潟県の出身です。

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会津八一/會津八一の書の魅力

会津八一の書の魅力は、良寛にも通じるような書家っぽさの無いことと、文字造型の明瞭さにあるのではないでしょうか。
漢字の書は、曲がったりゆがんだりしていますが、骨格は強く明快です。

短歌は、1字1音のかな書きですが、字形が簡略で連綿が短く、平明な書風です。
ペン字もペンの性能を最大限に生かした線で毛筆に劣らない強い骨気をふくんでいます。
漢字かな作品とも優れていますが、特に書簡が素晴らしいのです。
画帖に書かれた書簡「与奥田勝書」「雲影涛声」、短歌「ふじはらの・・」などは、會津八一の力量発揮された作品です。

會津八一のの書は、見るものに直接訴えかけ、感動を誘います。
さわやかな線、伸びやかな運筆、判別しやすい明解な文字、大胆な構成、自由でおおらかな筆の動きで自分の世界を描き出しています。

「會津八一の法帖」は、中央公論美術出版から昭和54年に発売された普及本で、大きさはほぼB5判、會津八一の7種の書帖が収録されています。
いわゆる中字書ばかりなのですが、會津八一の書は個性豊かに、強烈に、自己主張しています。

唐詩の中でも日頃愛唱していた詩を長い期間かけて訳詩し、『印象』と題して短歌にしています。

会津八一/會津八一の特徴

漢字の書は、曲がったりゆがんだりしていますが、骨格は強く明快です。
短歌は、1字1音のかな書きですが、字形が簡略で連綿が短く、分かりよくはっきりした書風です。
ペン字も毛筆に劣らない強い骨格をつくっています。
漢字・かな作品とも素晴らしいのですが、特に書簡がとびぬけてすぐれています。

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