条幅作品の書き方 文字が大きくなる

書道
投稿日:2020年3月18日
条幅作品のお悩み

条幅作品の書き方 お悩み No.1

書いていると文字が大きくなる

半紙・条幅作品初心者の方には、意外と多いお悩みです。
バランスのよい書道作品に仕上げるには、どのようにすればよいのでしょうか?


相談者:Aさん
自分が書いた半紙や条幅作品に関して、書いた文字が大きすぎるとご指摘をいただくことがあります。
確かにはじめに書いた文字と後の方に書いた文字を比べると、後の方に書いた文字の方が大きくなっていることがあります。
条幅作品を書くときに、文字の大きさのバランスを保つには、何を気をつけながら書けばよいですか?

回答者:篠原(大阪教材社)
まず、筆の穂先を使うことに注意してください。
書いているとき、筆が寝た状態になっていないでしょうか?
筆が寝た状態で書くと、筆のハラで書くことになり、太く大きくなりがちです。
(筆のハラで書く筆法もあります)
筆を立てて穂先を使って書けば、太さ調整がしやすいです。

その他、指先に力が入っていたり、肩に力が入るなど、体が力んだ状態で書かれているのではないでしょうか?
うまく書こうとするあまり、どうしても力が入ってしまうことがあります。
指先や肩の力を抜いて、書くことを心がけてみてください。
力まずに書くと、太くなってしまっていた線も細い線になります。
結果として、大きくなりがちな字も小さくおさまり、全体のバランスを保つことが出来るはずです。

条幅作品の文字バランスを保つポイント

  1. 筆の穂先の使い方に注意 筆を立てて書く
  2. 指先に力を入れない
  3. 肩に力を入れない

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