書道条幅作品書き方10のポイント

書道
投稿日:2020年4月10日
条幅作品の書き方

書道条幅作品書き方10のポイント

条幅作品を制作するうえで、書き方について大切なポイントがいくつかあります。
今回は、作品の書き方のポイントについてみていきたいと思います。

半紙作品や手紙が早く上達したい思われる方は、条幅作品を書くことになるべく早く挑戦してみてください。
なぜなら条幅は書道に必要な理論、構成法など、学びとる要素が多いからです。
条幅作品を制作するにあたり、書き方のいくつかの基本があります。
作品効果を上げるために、どのようなことに注意をすれば良いか考えてみたいと思います。

良い条幅作品とは、全体として「変化」と「まとまり」があり、「すっきり」とした作品のことを言うようです。
それでは、以下で条幅作品の書き方が上達する10のポイントについてみていきましょう。

  1. 出来るだけお手本を見る回数を減らして、頭で覚えて書く
  2. 同じ大きさで書かない
  3. 潤渇の変化を自然に書く
  4. 書体の組み合わせが自然
  5. 文字の構えが同じパターンにならないように書く
  6. 線質の変化
  7. 疎密の変化について
  8. 行間の重要性
  9. 筆を持つ時の構えを大きくする
  10. 自分なりのリズム感で書く

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1.出来るだけお手本を見る回数を減らして、頭で覚えて書く

お手本を見る回数を減らすことで、自分のリズムに乗って書くことできます。
この自分のリズムをつかむことが、書道の良い動きにつながり、良い条幅作品が生まれます。
言い換えれば、「気脈を一貫させる」ということです。

2.同じ大きさで書かない

大小の変化が自然で、段々大きく、段々小さくします。
漫然と同じ大きさで書き並べないようにします。
壁を作らない。

3.潤渇の変化を自然に書く

潤渇の変化をうまく生かし、自然な流れで書くことで、作品のおもしろさを引き出すことができます。

4.書体の組み合わせが自然である

草書から行書の場合は注意が必要です。
行書・草書が入り混じった条幅作品の場合、かたい行書からやわらかい草書に移行するには問題ないのですが、やわらかい草書の字の後にかたい行書がくると、流れが不自然に見えることがありますので、注意してください。
やわらかい草書の前には、やわらかい行書を配置する等、条幅作品全体のバランスを考慮して書くようにしてください。

5.文字の構えが同じパターンにならないように書く

単独体や偏と旁の文字は、上か下のいずれかに広がりをもちながら書き進めます。
つまり、上が大きければ、下は小さく書き、上が小さければ、下を大きく書くと良いです。

6.線質の変化

書道作品の効果を上げるためには、山場を決めます。
単純な線で書かず、訓練を積み重ねて得られる線で表現します。
たとえば、「突く」「ねじる」「ひっかかる」などの用筆を駆使して山場を表現します。
(単に大きく書いたり、かすれを出すことではありません)

7.疎密の変化について

疎密とは、文字の中に伸びやかな部分と引き締められた部分が共存することです。
美しく見える文字、高い品格を感じさせる書道作品は、疎と密の精妙なバランスの上に成り立っています。
作品としての効果をあげるためには、疎密の変化は絶対条件です。
それゆえに作品は強いところで流れると言っても過言ではありません。

8.行間の重要性

書道作品はどう書くかということも大切ですが、いかに白い部分を残して生かせるかが非常に大事です。
2行目を書く場合に、1行目とのかみ合わせに注意します。
響き合うように、程よい空間をあけて表現すれば、広がり効果のある書道作品になります。

9.筆を持つ時の構えを大きくする

構えを大きくするためには、腕を伸ばし、体と筆を持つ距離をとることが大切です。
できるだけ体を移動させて、大らかで伸びやかな筆運びが理想です。

10.自分なりのリズム感で書く

条幅作品を仕上げる場合、少なくとも2、3字は覚えて書き進めます。
そうすることで、リズム感が生まれ、立体感のある条幅作品を書くことが出来ます。

以上が条幅作品の制作にあたって大事な要点です。
左から右へただ文字を移すような書きぶりではない、墨量の変化、緩急、速度や筆圧の変化などの多彩な書きぶりなどが大事です。

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