牛橛造像記とは何ですか?

書道
投稿日:2023年7月28日
牛橛造像記

牛橛造像記とは何ですか?

  1. 牛橛造像記の読み方は?
  2. 牛橛造像記の時代は?・作者は?・場所はどこ?
  3. 牛橛造像記とは?
  4. 牛橛造像記を臨書する上で書体、書き方や特徴

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牛橛造像記の読み方は・作者は?

牛橛造像記は、「ぎゅうけつぞうぞうき」と読みます。
作者は不明です。

牛橛造像記の時代は?・場所はどこ?

北魏・大和19年(495年)の刻で、縦66×横33.5cm、7行で行ごとに16字。
現在は河南省、洛陽龍門山の古陽洞北壁上層部にあります。

牛橛造像記とは?

牛橛造像記は、別名「長楽王丘穆陵亮夫人尉遅為牛橛造像記」といい、龍門十品の1つです。
北魏の洛陽遷都(493年)後2年の刻石で、最古の造像記です。

造像記とは、造像銘・造像題記ともいい、仏像をつくる際に、発願者、制作者、由来、願意、記年などを記したものです。
石窟造像記が最も多く、書的な価値が高いです。

牛橛造像記の内容は、丘穆陵亮という人(丘穆陵は姓、宣武帝以降は穆となります・亮は名。古くから北魏宗室に仕えた名族)の夫人尉遅氏が、亡くなった息子である「牛橛」の冥福を祈るために、弥勒像をつくり願文を刻したものです。
早く自在の境地に入って、苦痛から解脱し、仏の国で生きられるようにという願うがこめられています。

牛橛造像記を臨書する上で書体、書き方や特徴

楷書
造像記の中には、かなり粗雑なものもありますが、牛橛造像記は造像記最古のものでありながら品格が高く、きめ細かくスマートで、他より抜きんでています。
横画・縦画の起筆・収筆ともにはっきりし、「龍門体」の先駆的な代表作で、龍門造像記をはじめに学ぶには最適な名品です。

清・汪鋆は十二硯斎で、「書法純正にして一点の北朝の習気なし、是れ率更(欧陽詢)の従い出づる所なり」と評しています。
清・康有為は、「広芸舟双楫」で「体は方にして筆厚く画平らかに豎直、宜しく先ず之を学ぶべし」と評しています。

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