ペン習字練習を続ける仕組み

書道
投稿日:2020年3月3日
ペン習字

ペン習字練習を続ける仕組みを作るには

  1. ペン字上達を抱負にする
  2. ペン字練習を続ける仕組み
  3. ペン字練習+上機嫌のサイクル
  4. ペン字練習+ご褒美
  5. ペン習字の練習は、努力だけに頼ると辛くなる
  6. ペン習字のモチベーションが加速する流れ

ペン字上達を抱負にする

「今年こそは、ペン字を習ってきれいな字が書けるようになる!」
新年の抱負に、このような目標を掲げる方もおられると思います。

「ペン習字の練習を通じて字が上手になれる理想」と「その効果を実感するまでの現実」を天秤にかけると、練習が徐々におっくうになるのは、仕方のないことかもしれません。

自分のコンプレックスと向き合い改善を試みる道筋は、想像以上に地味で変化の乏しいものです。ダイエットが続かない人が多いように、ペン習字というジャンルもまた道半ばで諦めてしまう人が多いのが実情です。

これからペン習字を始める人、もしくは再挑戦を心に決めた人へ、ペン習字を少しでも長く続けるコツを紹介します。

ペン字練習を続ける仕組み

ペン習字練習

ペン習字をはじめる動機が大きいほど瞬発的なモチベーションは高まりますが、同時に持続期間が短い傾向にあります。
一念発起によって得た高いモチベーションは、早い段階で「続けられる仕組み」に変換してしまうのが得策です。

その上で欠かせない要素となるのが、

  • 目標の細分化
  • 小さな達成感の積み重ね
  • 節目における自分へのご褒美

これらを含めた、続けるほど上機嫌になる日々のサイクルです。

ペン字練習+上機嫌のサイクル

毎日のやる気には起伏があります。どんな習い事でも始めの時期は楽しく続けられますが、気分が乗らず、練習をサボりたくなる日はいつか必ずやってきます。

気乗りしないその瞬間をどうやり過ごすかがペン習字継続の鍵であり、そこで提案したいのが上機嫌のサイクルを回す仕組み作りです。

大きなゴールを小分けにして「今日やること」にまで落とし込みます。
この枠組みを整えられれば、

  • 目の前のやるべきコトをこなし、
  • 小さな達成感を積み重ねながら、
  • 日々の充足感を味わえる。

蜃気楼のようなゆらゆらとした遠い地点を眺めるよりも、今日掲げた目標を達成することだけを考えた方が結果的には遠くまで行けます。

まずは目の前の一歩を踏みしめ、いかに疲れないように走り続けるか。
これがペン習字上達のコツであり、そのためには見栄や惰性をも利用し、パフォーマンスを維持するためならあらゆる手段を取り入れてみましょう。

「上機嫌のサイクル」を回すことに加えて、節目節目で自分へのご褒美を設定すると「続ける仕組み作り」はより強固なものとなります。

ペン字練習+ご褒美

「達成感」と「ご褒美」には強い相関があり、「やる気」の生産に大きく影響します。

物質的なご褒美は、より高いもの、より貴重なものへと発展しやすく、その要求は回を増すごとにエスカレートしやすい傾向にありますが、半年に1回程度のイベントでしたら問題ないでしょう。

たとえば、「今日は上手に書けた」や「ペン習字を継続してから1か月」といった節目ごとに、自分に何かを買ってあげるのはどうでしょうか。

ペン習字の練習は、努力だけに頼ると辛くなる

ペン習字のペン

このような報酬による刺激によって意欲を引き出す動機づけを心理学では「外発的動機づけ」といいます。

外発的動機づけは、短期的なモチベーションを高めるにあたって強力で有効ですが、報酬を得ることや懲罰を回避することが目的となりやすく、直接的な成長に繋がりにくいのが難点です。

しかし、ペン習字という習い事は続けることそれ自体が困難な側面もあり、魅力的な報酬によって一定期間の継続に繋がるなら、アメとムチさえも積極的に取り入れた方が結果的には長続きします。

ペン習字のモチベーションが加速する流れ

ペン習字の技術が向上してくると、今までの頑張りを褒めてくれる人が現れ、自分へのご褒美がなくても能動的に取り組める状態になります。

それはたとえば、

  • 「最近、字が大人っぽくなったんじゃない?」と気づいてくれる家族や同僚。
  • 上司や夫から代筆を頼まれ、その期待に応えられたとき。

培ってきた技術を他者から承認してもらえるようになると、それは格別に嬉しいもので、続けることそのものがやりがいに発展しやすく、今まで以上にペン習字に対する意欲や関心が高まります。

ペン習字は何より実用性が高い習い事でもありますから、生活における様々な方面でこの技術が役に立ちます。

書き癖がひどく、ほとほと困っていたが、じっくり学び続けた結果、出来るようになって好きになる。
ペン習字の練習で上手になった人たちには、このよう方が多いような気がします。


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