書道作品の鑑賞方法7つのポイント

書道
投稿日:2020年4月17日
書道鑑賞法

書道作品の鑑賞方法

優れた書道作品は、何度見ても飽きない、とても味わいがあります。

その作品から形と動きの美を感じとり、言葉と書法に感銘を受けるのです。
書芸術の形態には、楷書、行書、草書、隷書、篆書の書体の区別や様々な風格、流派があり、皆一様に絶対の基準というものはありません。書道作品鑑賞における絶対的な基準も存在しません。
それぞれ人の好みも違うので鑑賞の基準も一致しないことになります。

とはいえ、書道作品を鑑賞するにあたり優れた作品には、人を惹きつける魅力を備えています。
それは、書法の修練における技法であったり、作品の気韻など、いろんな要因が含まれており、それを感じ取って人に感動を与えるのでしょう。


初心者のための書道鑑賞法

さて、書道作品の鑑賞方法ですが、なじみの無い方には、何を書いているか分からず、退屈に感じてしまうことがあるかもしれません。
読める読めないは気にせず、まずは線や字形の美しさを見てください。線の流れや字形の違いなど、作品ごとに異なった印象をもつはずです。
絵を観るように、好きか嫌いかと楽しく観ることが出来ればよいと思います。

次のステップは、作品の中で読める字を探します。暗号を解読するように、読める文字をつなげて内容を類推したり、作品の近くに添えられている説明文を参考に考えを巡らせてみてください。
可能であれば、その場でモバイル端末を使って、その作品や作者について検索してもよいでしょう。
このように作品について調べることで、より一層書道作品に興味が増すはずです。
その他、使用している紙やどんな落款印を使っているのか、どんな表装をしているのかなど、楽しめるポイントがあります。

書道作品鑑賞のポイント

次に自分で書道をされている人向けの鑑賞法をご紹介します。

  1. 行書、草書など一字だけでなく字間、行間の関連がどのようになっているか
  2. 筆勢、筆意、疎密、緩急、バランス、などが作品に活かされているか
  3. 墨の無い書かれていない部分の余白は活かされているか
  4. 墨の濃淡、かすれなどが活かされているか
  5. 章法(全体の構成)がまとまっているか
  6. 墨の気(墨気)が充実して発せられているか。墨気とは、線から伝わる書き手の心です。
  7. 作者の内心の思想および、感情表現を理解する

以上、書法芸術を深く理解する為には、数多くの優れた作品を鑑賞することが大事です。
写真のものだけでなく本物を数多くみて、鑑賞眼を高めることが大切ではないでしょうか。
そのためにも自ずから書法一定の基礎を身につけることと、心を込めてその書道作品を味わうことを心がけてください。

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