争座位文稿/争座位帖(顔真卿)ってどんな古典?

書道
投稿日:2020年4月23日
争座位稿

争座位文稿/争座位帖ってどんな古典?

争座位文稿/争座位帖は、王義之の蘭亭序とともに行書の双璧をなす重要な古典です。
どのようなものか見ていきましょう。

  1. 争座位文稿/争座位帖の作者 顔真卿とは?
  2. 争座位文稿/争座位帖の特徴
  3. 争座位文稿/争座位帖の臨書 書き方のヒント
  4. 争座位文稿/争座位帖の内容

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争座位文稿の作者 顔真卿とは?

758年頃。顔真卿
楷書の四大家の1人
大変真面目な性格で、敵軍へ1人で交渉に出かけ、寝返りしろというのを断って、最期は殺されてしまったと伝えられています。
顔真卿の楷書は、力強さと穏やかさとを兼ね備えた独特の楷書が特徴です。
初唐以降人気を博した王羲之の流麗で清爽な書法に反発し、蔵鋒の技法を確立しました。
力強さと穏やかさとを兼ね備えた独特の楷書がその特徴である。
顔真卿の行書は、多大な評価を受けています。

顔真卿作品

  • 楷書 顔氏家廟・麻姑仙壇記・多宝塔碑・顔勤礼碑など
  • 行書 劉中使帖・争座位帖・祭姪文稿など

顔真卿の三稿 争座位文稿・祭姪文稿・祭伯文稿

争座位文稿/争座位帖の特徴

争座位文稿は、顔真卿55歳の時の書で、別名 争座位文稿
読み方は、「そうざいぶんこう」です。
王義之の蘭亭序とともに行書の双璧をなす重要な古典です。争座位帖の刻本は様々ありますが、「関中本」が最も優れているとされています。
渋く複雑、情熱的な感情を行書で表現しています。
変化の多い形や変化の多い線が複雑に絡み合っています。
ねじこんだり、ねじった筆が強く盛り上がってくるように書かれています。

争座位文稿/争座位帖の臨書 書き方のヒント

  • 重厚で粘りのある書
  • 祭姪文稿との比較
  • 率意(そつい)の書 人に見せるなどの意図をもたず心のままに書くこと

使用する筆は、柔らかめ毛か兼毫の中鋒で、先があまり尖っていない筆が適しています。
いろんな筆や紙を使って、ご自分が好きな道具を探してみてください。

筆の構えは、基本的には直筆ですが、側筆にして指を使って書くのもよいです。

鋒先が真ん中を通るように、筆を立てて書きます。
体全体を使って、手首を回したりせず、体とヒジをうまく使って書いてください。

筆先を紙に突き刺すようにあて、じっくりおしだしたり、引き抜いたり、またねじ込むなどの方法を使います。筆圧の強弱・遅速・緩急は重要です。

速さは、あまり速くなく、抑揚を多く用いて、粘り強く長く書いていきます。

空間の運筆は、線を書くときと同じようにゆっくり大きく運びます。

墨は濃墨がおすすめですが、墨色を変えて試作するとよいです。

顔真卿の筆使いの中には、王羲之や褚遂良、篆書の筆法の影響があらわれています。
顔真卿を学ぶ人は、王羲之や褚遂良も学ぶことをおすすめします。

争座位文稿/争座位帖の内容

争座位文稿の内容は、顔真卿が郭英乂に送るために作成した抗議文の文案。
実際に郭英乂に送ったかはどうかは不明。

内容:
郭英乂が天下観軍容処置使であった宦官の魚朝恩におもねり、朝廷における百官集会の公式席次
を権力によってまげたことは、古来の礼制を乱すのみならず、国家の秩序をもないがしろにすることである。

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