枯樹賦とは?

書道
投稿日:2020年4月28日
枯樹賦

枯樹賦とは?

枯樹賦(こじゅのふ)は、雁塔聖教序や孟法師碑などで知られる褚遂良35歳のときの書で、褚遂良の行書作品の中で最も名高く有名です。

  1. 枯樹賦の意味
  2. 枯樹賦の特徴
  3. 枯樹賦の臨書/書き方
  4. 枯樹賦の全文
  5. 枯樹賦の釈文

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枯樹賦の意味

唐の褚遂良が書いたと伝えられる小字の行書作です。すべて40行。
枯樹賦(こじゅのふ)は、雁塔聖教序や孟法師碑などで知られる褚遂良35歳のときの小字の行書作品です。褚遂良の行書中で最も名高く有名で、壮年期の書風を知ることが出来る資料です。
北周の庾信(ゆしん 513-581年)の枯樹賦を、唐の褚遂良が書いたと伝えられています。
若書きのもので、晩年の雁塔聖教序の面影をそなえています。

庾信の枯樹賦の内容は、望郷の思いで、枯れ木が衰えて弱っている様子をなぞらえて、自分自身の状況を悲しんでいるというものです。

枯樹賦の特徴

枯樹賦の書風は、王義之の書法を継承しながらも、独自の境地に至っており、奔放でゆるぎない造形感覚と軽妙で情緒豊かな筆致が魅力です。
小字作品ですが、字の大きさにくらべて、筆は広く動き、懐が大きく、空間への働きかけが大きいのが特徴です。
注目点は、1字ごとの筆の動き・字形の傾き・均衡の状態・行間の空き。
アンバランスのようで全体としてバランスがとれています。

初心者には難しいかもしれませんので、同じ褚遂良の「文皇哀冊」から初めてはいかがでしょうか?

枯樹賦の臨書/書き方

  • 呼吸が長く、粘りのある運筆で
  • 変化のある字形・用筆
  • 王羲之の行書との比較

筆の構えは側筆で。
形は、基本的に右上がりにし、間に右下がり字をはさんで、上下のバランスの調整をします。
筆の先で紙を突くように、筆圧はあまりかけないで静かな運筆で、その中にかすかに抑揚をつけます。
筆脈を意識して、空間の運筆を大きくゆっくり運びます。急いで書かないように気をつけながら、気持ちを落ち着けながら静かに書きましょう。
ハネは勢いよくはらわないように注意。

枯樹賦の全文

殷仲文。風流儒雅。海內知名。世異時移。出爲東陽太守。常忽忽不樂,顧庭槐而嘆曰。此樹婆娑。生意盡矣。至如白鹿貞松,青牛文梓。根柢盤魄。山崖表裏。桂何事而銷亡。桐何爲而半死。昔之三河徙植。九畹移根。開花建始之殿。落實睢陽之園。聲含嶰谷。曲抱雲門。將雛集鳳。比翼巢鴛。臨風亭而唳鶴。對月峽而吟猿。乃有拳曲擁腫。盤坳反覆。熊彪顧盼。魚龍起伏。節豎山連。文橫水蹙。匠石驚視。公輸眩目。雕鐫始就。剞劂仍加。平鱗鏟甲。落角摧牙。重重碎錦。片片真花。紛披草樹。散亂煙霞。若夫松子。古度。平仲。君遷。森梢百頃。槎枿千年。秦則大夫受職。漢則將軍坐焉。莫不苔埋菌壓。鳥剝蟲穿。低垂於霜露。撼頓於風煙。東海有白木之廟。西河有枯桑之社。北陸以楊葉爲關。南陵以梅根作冶。小山則叢桂留人。扶風則長鬆繫馬。豈獨城臨細柳之上。塞落桃林之下。若乃山河阻絕。飄零離別。拔本垂淚。傷根瀝血。火入空心。膏流斷節。橫洞口而敧臥。頓山腰而半折。文斜者合體倶碎。理正者中心直裂。載癭銜瘤。藏穿抱穴。木魅睗睒。山精妖孽。
況復風雲不感。羈旅無歸。未能采葛。還成食薇。沉淪窮巷。蕪沒荊扉。既傷搖落。彌嗟變衰。淮/南云。木葉落。長年悲。斯之謂矣。乃爲歌曰。建章三月火。黃河千里槎。若非金谷滿園樹。即是河陽一縣花。桓大司馬聞而嘆曰。昔年種柳。依依漢南。今看搖落。悽愴江潭。樹猶如此。人何以堪。

枯樹賦の釈文

順次加筆いたします

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