雁塔聖教序について

書道
投稿日:2020年6月17日
雁塔聖教序

雁塔聖教序について

    1. 雁塔聖教序とは
    2. 雁塔聖教序の特徴
    3. 雁塔聖教序の臨書書き方のヒント

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雁塔聖教序とは

雁塔聖教序(がんとうしょうぎょうじょ)は、褚遂良による楷書の古典です。
縦198×横85cm 序は21行、行ごとに42字
額は隷書で2行に「大唐三蔵聖教之序」と8字
記は20行、行ごとに40字
いずれも上部中央に釈迦を刻し、左右に二羅漢、二菩薩、二大王があります。
国禁を犯して単身インドへ旅した三蔵法師(玄奘)が、17年の歳月を経て、仏典を長安に持ち帰り翻訳しました。
玄奘の要請により、太宗が序、皇太子の李治(後の高宗)が序記を撰文しました。
西安の大雁塔南門の龕(仏像を納めるために壁面に設けたくぼみ)の左側に太宗の序碑、右側に高宗の序記碑がはめ込まれています。

別名「慈恩寺聖教序」「大唐三蔵聖教序記」
現在も陜西省西安の慈恩寺境内の大雁塔の左側に所蔵されています。

雁塔聖教序の特徴

褚遂良晩年(58歳)の書で、代表的楷書作品です。
線質は、抑揚と粘りがあり、緩急・強弱の変化に富んでいます。
細身でありながら大ぶりの悠然とした書風で、ときには行書・草書的で豊かな趣きがあります。
用筆のバネを利かせた抑揚変化は最大の特色です。
雁塔聖教序は、歐陽詢の九成宮醴泉銘、虞世南の孔子廟堂碑と共に初唐の代表的な楷書として名高いため、比較されることが多い古典です。

雁塔聖教序の臨書 書き方のヒント

臨書のポイント
線の抑揚、緩急、強弱の変化
修正線と結体

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