糸印とは?
糸印はいつ頃のもの?
糸印とは、室町時代から江戸初期に、明から輸入される生糸一斤ごとに添えて送られてきた鋳銅印です。
糸印は何に使うもの?
斤量を検査し、これで押印した受領証書としたも伝わっていますが、不明な点も多くあります。
国産とする説もありましたが、上海博物館に収蔵が確認されたことから中国で鋳造されたことが判明しました。
糸印はどんな形?
印面は方形や円形、五角形などがあり、印文はほとんどが陽刻で漢字のように見えますが、ほとんどが判読不能です。
鈕(ちゅう)は、器物や人物、動物の形をしており、形状・字体ともに風雅に富んでいます。
豊臣秀吉、近衛信尹、土佐光起など文人や茶人に愛玩されました。
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3