蜀素帖とは

書道
投稿日:2020年9月9日
蜀素帖とは

蜀素帖とは

  1. 蜀素帖の作者は?
  2. 蜀素帖の内容
  3. 蜀素帖の意味
  4. 蜀素帖の特徴
  5. 蜀素帖の刻帖

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蜀素帖の作者は?

蜀素帖(しょくそじょう)は、北宋時代の書家・米芾(べいふつ)が書いた行書の名品です。
米芾は38歳という若さですが、すでに独自のスタイルを確立し自信に満ちあふれた書きぶりです。

蜀素帖の内容

蜀素帖は、1088年、自作の詩を林希(湖州知事)の依頼に応じて書いたもので、米書にして第二なしと評される米芾の代表作です。
蜀素帖の原本は、台北の故宮博物院に現蔵されています。

米芾自作の詩8首を71行に書いています。
擬古(五言古詩)2首
呉江垂虹亭作(七言絶句)2首
入境寄集賢林舎人(七言律詩)1首
重九会郡楼(七言律詩)1首
和林公峴山之作(五言古詩)1首
送王渙之彦舟(七言古詩)1首

蜀素帖の意味

蜀素帖の名前の由来・意味は、紙ではなく蜀(四川省)製の素(しろぎぬ)に書かれているところからきていますが、烏糸欄をも織り込んだ書写専用のものです。
そもそも蜀素は、筆で墨書きするには不向きで、よほどの筆力がなければ書きこなすのが困難な素材です。このことからも米芾の手腕の非凡さがうかがえます。

蜀素帖の特徴

蜀素帖は、整った中にも米芾の特徴がよく出ており、米芾の行書を学ぶには最適の古典です。

全くゆるみを感じさせず、1字1字が完璧に行き届いた姿態を備えています。
1字の中心を左に傾け、筆鋒の抑揚を大きく利かせて速書しています。
骨格は六朝時代の筆法をふまえた颯爽とした書です。

絹目の効果によって潤渇が精彩を放って変化に富んでいます。

蜀素帖の刻帖

戯鴻堂帖・渤海蔵真帖・三希堂法帖

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