金農/金冬心の書

書道
投稿日:2020年6月15日
金農/金冬心1

金農/金冬心の書

  1. 金農/金冬心ってどんな人?
  2. 金農/金冬心の書風
  3. 金農/金冬心作品の臨書 書き方のヒント
  4. 金農/金冬心の代表的な作品

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金農/金冬心ってどんな人?

金農(きんのう 1687-1763)は、清代の書家であり、文人、画家です。
浙江省杭州)の出身で、字は寿門、号は冬心ほか。揚州八怪・西冷五布衣の1人です。
詩書画に才能を発揮し、潤筆料(詩書画をかいたことに対する謝礼の金品)による収入は相当であったようです。
官位には就かず、民間人として一生を過ごし、文人としての孤高の精神を貫きました。
古美術の鑑識眼にもすぐれていました。

50歳から金冬心(きんとうしん)の号で知られます。近所には終生の友で篆刻界を名を馳せた丁敬(ていけい)がいました。

金農/金冬心の書風

金農(金冬心)の書法の基礎は、漢隷です。
40代はじめまで、後漢の「西嶽華山廟碑 さいがくかざんびょうひ」を盛んに学んだようです。
隷書は、40歳前後には平直の分隷の作品に終止取り組みました。
50歳代になると、刷毛で書いた字に細いひげをつけたような金農独特の華麗な漆書体が出始め、60歳代で益々磨きがかかります。
金農(金冬心)自身は、漆書体を呉の「禅国山碑 ぜんこくざんひ」と「天発神讖碑 てんぱつしんしんひ」にもとづいたといっています。
70歳以降は、分かりやすくはっきりした表現になります。

楷書は50代が最も多く、正方のゴシック体で謹厳実直な重量感があります。
60代ではゴシック体を縦長にとり、70代では隷書と楷書が調和した書体になりました。
金農/金冬心1

金農作品の臨書 書き方のヒント

臨書のポイント

  • 斬釘截鉄(ざんていせってつ)の漆書様式
  • 側筆の筆法と左下方への長い払い出し

金農/金冬心の代表的な作品

六朝名賢軼事冊
金剛般若経
韓康孔群佚事
昔耶之廬詩

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金農/金冬心2

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