石山切伊勢集とは

書道
投稿日:2020年10月19日
石山切伊勢集

石山切伊勢集とは

  1. 石山切伊勢集の筆者は?
  2. 石山切伊勢集について
  3. 石山切伊勢集の書風は?

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石山切伊勢集の筆者は?

藤原公任(ふじわらのきんとう)の筆とされていますが、実際は不明です。
「友則集」「斎宮女御集」と同じ筆者と考えられています。
「友則集」は、線は細いですが、筆力があります。
「斎宮女御集」は、濃淡がよくでており、優美華麗な書です。

石山切伊勢集について

石山切とは、西本願寺本三十六人集のうち「貫之集・下」と「伊勢集」の断簡をいいます。
昭和4年に「貫之集・下」と「伊勢集」に分割されました。
この三十六人集は天永3年(1112)白河法皇御賀に謙譲のため作成されたと推定されています。
石山切伊勢集は、西本願寺本三十六人集の中でも料紙が美しいことで有名です。
唐紙や蝋箋、染紙を混用し、紙質の違う紙を継いで、紙肌の美しさや立体感をだしています。

昭和4年(1929)に分割されるのに際し、本願寺がもとあった摂津の石山(現在の大阪城付近)にちなんで名付けられました。

伊勢集は、平安時代の歌人伊勢の歌集です。
伊勢は、藤原継蔭の娘で、父が前の伊勢守であったことから「伊勢集」と呼ばれています。

石山切伊勢集の一帖は、歌数483首です。分割されはしましたが、原形は田中親美の精巧な模本によって補充されたので、その全てを知ることが出来ます。

 

石山切伊勢集の書風は?

石山切伊勢集は、優美で漢字的要素を多分に少なくし仮名に重点を置いた書風となっています。
石山切伊勢集の特徴的な美しい料紙と調和した筆致です。
字形は整っており、ふくよかで弾力性のある線で、変化に富んで緩急抑揚があります。
墨色の濃淡の変化もあり、線の太細が美しく格調高い響きがあります。

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